「郊外より地方」という選択。マンション価格1億円時代の住まい方

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23区中古マンションの平均が1億超え

東京23区のファミリー向け中古マンションの平均価格が、ついに1億円を超えたと聞きました。数字だけ見ると、夢のような話です。長く都内に住んでいる方でも、実感が湧かないのではないでしょうか。私自身も、ニュースを見た時は思わず「本当に…?」と感じてしまいました。

ただ、周りを見てみると現実味を帯びています。私の家の近くでも、駅から徒歩数分、約60㎡の新築マンションが9,000万円で販売されています。モデルルームを通りかかるたびに、「あぁ、本当に上がっているんだな」と少しずつ実感します。

インフレや建築費の上昇、都心人気など理由はいくつも並べられますが、正直なところ、普通の会社員が手を伸ばすには厳しい価格帯です。私の周囲でも、「買えるうちに買おう」と急いだ人もいれば、「さすがに無理…」と諦めて賃貸を続けている人もいます。みんなそれぞれ、悩みながら暮らし方を考えているのだと思います。

そこに追い打ちをかけるように、住宅ローンの金利が上がってきています。これまでの低金利は、多くの人を購入に向かわせる後押しになっていました。でも、もし上昇が続けば、固定金利を選ぶ人が増えるでしょう。固定金利は安心感がありますが、月々の支払いは確実に重くなります。家計に与える影響は、とても大きいですよね。

そんな中、予算を抑えるために「中途半端な郊外」に住むのではなく、思い切って地方で暮らすという選択肢を検討する人も増えているように感じます。テレワークや二拠点生活ができるようになり、少しずつ、住む場所の自由度が上がっています。自然の近くに住みやすい環境を求める人もいますし、家族の時間を大切にしたい人もいます。

もちろん、どれが正解というものはありません。都心で便利に暮らすことが幸せな人もいれば、広々した地方でゆったり暮らすことが心地よい人もいます。

ただひとつ言えるのは、これから10年、住宅をめぐる環境は確実に変わるということです。価格、金利、ライフスタイル、働き方…。どれも変化の途中にあります。

だからこそ、住まいを選ぶときは「世の中がこうだから」ではなく、
自分たちの暮らしにとって何が幸せなのか
という視点がとても大切になると感じています。

家を買うことが目的ではなく、そこで暮らす家族の毎日が幸せであること。私は、住宅購入を考える誰にとっても、この視点が一番大事になるのではないかと思います。